先週日曜日のトウモロコシ、ダイコン、カブ、コマツナのタネ撒きが雨で流れたため、土曜日、あらためて植付けをしました。
うち以外はリタイア世代が多いせいかもしかして平日にさっさと作業してしまっていたようで、周囲の畑はほぼ作業が終わっていました。
ということで、今朝の作業はうちだけで有り難いことに師匠にマンツーマンで教えていただくことになりました。ここぞとばかり、タネの植え方、マルチのキレイな張り方、作物の水遣りのコツなどを教えてもらうことができました。
まずは西側から寸法を測って位置取りをして、ウネを3本作りました。まず1m幅を取り、そこからクワで内側に土を上げていきます。クワの幅が約20cmなので、1m-20cm×2本で60cmの幅の畝ができます。
ここで細かいことですが、ということで上げた土は真横に置いていくように指導されました。確かに進行方向にズレて置いていくので、堀り始めの位置は土が少なく、心持ちウネの長さが短くなっていました。
真横に土を上げつつ、土が均等に上がるように調整しました。単純な作業のはずですが、何だか師匠に見られているので緊張してしまいました。
次に60cm幅の角材を使って土を均してウネを段状に成型していきます。これもだいたい60cmでいいですよ、とのこと。次にコマツナは三条蒔きなので3本線を引いて、そこに直径1cmの細い棒(写真手前の緑の棒)をぎゅっと押し込んで線を付けていきます。
タネを蒔く深さは8mmくらいということで、棒を押し込むときは、ぎゅっと押し込みつつも、少し棒が余るようにします。
左側はコマツナ、右側はカブをそれぞれ2cm間隔くらいでタネを蒔きます。終わったら上から化学肥料を適量与えて、そして指で摘むようにして穴を埋めていきます。最後に雨が降ってもタネが出てこないように、しっかり上から叩いて土を固めます。
隣りの列にはダイコンです。ここは缶コーヒーの小ぶりな缶を使って2cmくらいの深さの穴を開け、そこに3粒ずつタネを蒔きます。葉が横に広がって茂るので少し周りとの間隔に注意して位置取りをしました。
最後はトウモロコシです。昨年は何だか師匠にいい品種を選んでいただいたようで、あまり大きくはありませんが、甘くておいしいトウモロコシが採れました。今年もそうなるよう、しっかりタネを植えないと。
まずはウネの両脇の溝に堆肥と化学肥料を適量入れます。次に先ほどと同じく、長さ60cmの角材を使って、ウネの上の土を均して60cm幅に整形していきます。このとき、上の土を少し両脇の溝に戻して堆肥と肥料を土の中に入れるようにします。
ここは土の温度を保つため穴の開いたマルチ(黒いビニールシート)をウネに敷きました。先ほどの堆肥のために両脇に残った溝とウネの通路側にクワで少し穴を掘って、そこにロールから少しずつ引き出して、マルチを入れていきます。
十分に引っ張り出したら、なるべくシートを伸ばすように端を長靴で踏みながらすぐ横ではなく20cmくらい余裕を持って、外から内側へ土を掛けてマルチの両端を埋めていきます。最後まで埋めたら、掛けた土のところを踏み固めてマルチをしっかり固定します。
それぞれの穴に殺菌加工したトウモロコシのタネを3つずつ置いていきます。あまり浅い位置だと大雨で露出したり、鳥に食べられたりするので、指の第一関節が入るくらいまで十分に押し込み、土を叩いて少し固めます。
これでしっかりと植えることができました。
約1時間かけてウネ3つ分のタネを植えました。タネを植えたところにたっぷりと水を掛けておきます。昨年は水がないと弱ってしまうサトイモは夏場毎日早起きして、出勤前に水やりをしていましたが、それ以外は加減が分からず弱りました。
師匠に水やりのコツを訊くと、
○タネを植えてから、しっかり芽が出て根が張るまでは(種付けから1週間~10日くらい)は注意してみており、乾燥させないようにする。
○天気予報に注意して、雨水を利用して適度に給水する。
○サトイモや一部の果菜類(キュウリやナス)は乾燥させないように注意する。ただし、表土は乾いていても土の中はしっかり水分があることもあるので、よく見るように。
などの原則を教えていただきました。
まだ暑くはないですが、週末くらいは様子を見て、順調に芽が出るよう注意したいと思います(といっても、来週もサトイモとエダマメの植え付けで結局は行くのですが。