2014年9月26日金曜日

甘くないカボチャはやはり甘くない

今年は大きなカボチャが三つも採れました。去年は傷がついてそこから傷んで虫が巣食ってしまい、半分以上を無駄にしてしまいました。それでも残りの4割くらいは甘くてホクホクしておいしかったので、今年は期待していました。

ということで7月下旬に収穫してさっそく、一番最初に大きくなった一番大きな実を煮物で食ってみました。ところがやや大味、ちょっと期待外れでした。

二つ目は実家に帰ったときに母に献上したのです。次週にまた行くと母も煮物にしていたのですが、「もらっておいてこういうのも悪いんだけど・・・、何だか全然甘くない」と言われて食ってみると、なるほどデンプンで多少のホクホク感はあるものの、全く糖度が感じられず。うーん、母上申し訳ない、と時代劇のような言葉遣いで詫びました。

そこでしばらく置けばデンプンが分解され糖に変わると思い、三つ目はそこから2ヶ月置きました。そろそろ、ということでカットしてかけらをレンジで温めて食ってみました。が、うーむ、二つ目よりはマシだが、カボチャならではの甘みや旨みは感じられませんでした。しかも一部傷み始めていたので、結局半分近く捨てて、残りも先日採れた巨大ナスと味噌汁にして食いました。

見た目はそんなに変じゃないんですけどね。

先日テレビで農業に関する報道を見ていたら、高級メロンでは養分が分散しないよう、ひとつのツルに実は一つとするそうです。同じウリ科なんで考え方は同じなんでしょうか。

確かに師匠からも実は良さそうな一つを選んでそれ以外は摘み取るよう指導されていました。いくら素人芸とはいえ、三つは無謀だったとしか言いようがありません。サイズだけは売り物に負けていなかったのですが。

来年は大きくてしっかりした実ひとつに注力したいと思います。

2014年9月23日火曜日

秋のヨトウムシ

日曜日は沼津で釣りをして、さらに釣ったアジを捌いてうちの裏庭にあるハーブでソテーにしたりして珍しく海の幸を楽しんでおりました。

ということで、4日ぶりの畑です。幸い雨が降ったので土中の水分はしっかりありました。どのウネもそれなりに順調に育っています。


雑草がかなり生えていたので、まずは全体的に雑草取りをしました。ついでにサトイモの土を寄せました。あと半月くらいで食えると思うので、あまり意味がないかもしれませんが。とはいえ、葉も半数近くが朽ちているので、もうじきホクホクのサトイモが楽しめそうです。


次にニンジンです。まだ早いのかもしれませんが、あまりに密集しているところは葉の勢いの弱いところや配置がなるべく等間隔になるよう、少し間引きをしました。小さいですが、もう立派にニンジンになっています。

ところが、キャベツやカブを見ると、葉に穴が開いていました。キャベツは青虫、カブは春先も悩まされたヨトウムシに違いありません。

懸命に葉を掻き分けて探しましたが、キャベツの合間に青虫らしきものはいませんでした。モンシロチョウが飛び回っていたので、憎憎しげに追い払ってやったくらいです。

対照的にカブやミズナの下を見ると、まだ小さいヨトウムシがそこかしこに落ちて丸まっていました。春先はこれに気がつかないで、カブとコマツナをかなりダメにしてしまいましたが、今回は丹念に根元を観察して、15匹くらい取ったでしょうか。全部穴掘って埋めて、何度も踏んづけて固めておきました。数日後にもまた確認した方がよさそうです。

あとはピーマンやナスの枝を剪定したりしました。ピーマンがなかなか大きくなりませんが、数だけは立派で1~2cmのチビピーマンが大量に付いています。

2014年9月14日日曜日

白菜とダイコンの種蒔きから1週間・・・

天候が悪かったり、仕事が多忙であったりして、まあ水遣りの心配はないからいいかと、平日は全然メンテナンスに行きませんでした。ちょっと生物を嘗めていました。

とはいえ、先週日曜に蒔いた白菜とダイコンのかわいい芽がしっかり出てきました。ダイコンは土に十分肥料を撒かずに、マルチの穴の周囲に蒔いただけなので、今後追肥とか注意しないといけないかもしれませんが、まあ無事に出ていてホッとしました。

とりあえず昨日の夕方の雷雨で土はしっかり湿っているので水は大丈夫だと判断しました。

さらにカブ(奥)とミズナ(中央)も芽が出てきました。

さて、茎が折れるかと思ったカリフラワーですが(右から2本目)、とりあえず青々と育っていて安心です。少し茎の周りの雑草取りをして、ついでに根元の土を再度しっかり盛ったり固めたりしました。

カリフラワーはおいしいのですが、昨年は花(頂花蕾)が私の頭くらいでかくなってしまい、食うのに困りました。ブロッコリーはメインの花を採っても、小さい花がにょきにょき出てきてしばらく食べられるし、飽きの来ない味でこちらはこちらで楽しみです。


長ネギ、ニンジン、サトイモも順調です。ニンジンは半月前に間引きして2cm未満の間隔で密集しているところを整備したら、葉が大きく育ってきました。

サトイモはアブラムシの大量発生で何枚か中サイズの葉が枯れてしまいました。まだアブラムシの残っている葉があったので、ベニカマイルドを噴霧しました。ただし何が悪いのか、霧というより放水みたいで、なるべく万遍なく掛けましたが、ちょっと非効率だったような気がします。

ナスはちょっと中休みということで(花はまだ残っています)あまり採れませんでしたが、師匠に指導を受けて配置し直したピーマンは、あまり大きくはなっていませんが、いい感じで育っていました。

先週師匠に教わったとき、ナスのアブラムシに注意すること、たとえばアブラムシに脇芽をやられると小さく先端が欠けたようになってよくないことなど説明していただきましたが、とりあえず脇芽が元気に出ているので、アブラムシの心配はなさそうでした。

あと春先はずいぶんヨトウムシにやられたので、キャベツなどの葉を調べました。1箇所直径1cmくらいに食われた後がありましたが、目視の範囲では虫はいなさそうです。春先はコマツナの食うところがないくらいヨトウムシに食われたので、引き続き注意したいと思います。

2014年9月7日日曜日

ナスとピーマンのメンテナンスの方法

白菜やダイコンの植え付けが終わったところで、師匠にナスやピーマンの手入れの仕方を教えてもらいました。

まずピーマンです。元気がよくて実もたくさん付いているのですが、何だか小さかったり形もよくなかったりして、もう少し綺麗に作れないものか訊いてみました。


まず大きさですが、もう涼しくなってきたので、あまり大きくはならないでしょうとのこと。でも、まず軸になる中央の枝を支柱に付けること、次に周囲の枝があまり周りに広がりすぎると折れやすくなるので、それぞれ柱に紐で結び、またそれぞれ上に向けることで木のそれぞれの部分に万遍なく陽光が当たるようにします。

また実がある程度の大きさになったら、すみやかに採ること、そうすると次の実に栄養が回り、また次の実に、、、ということで順調に育つだろうということでした。

ナスについても同様とのことです。何も手付かずのときは、以下の写真のような調子でしたが、やはりまずは大きな枝を支柱にくくりつけて、それを軸に枝を配置させることは同じとのことです。

 どの枝が中心かも師匠が見てくださったので、その枝を支柱にくくり付けました。またあまり上に伸びてしまうと強風とかで木が倒れたりして弱るので、あまり上に伸ばしすぎないということで、かなり高い1本を支柱の高さでカットしました。

こちらもこんなふうに中央の枝を軸に据えました。あとは実が採れて終わった枝をカットすれば、別の枝が横に伸びてそこに次の実が成るということで、まだまだ採れるとのことでした。

 特に先日台風で倒れた枝は今花がたくさん付いているので、これから実がまだまだ付くだろうということで、今月いっぱいくらいはナスが楽しめそうです。


白菜、カブ、ダイコンの植え付け


朝からあいにくの雨ですが、秋から冬にかけての野菜の植えつけ第二弾ということで、朝から畑に行きました。今回は、白菜で1ウネ、1ウネを3つに分けてカブとミズナ、そして1ウネを2列にして青首ダイコンと地元の大蔵ダイコンを植えます。

ということで、まずは長い支柱(30cm毎に印が付けてあります)で寸法を測って、3つ分のウネの位置を決めます。


まずは最初のウネです。簡単に位置を決めて両脇の土を起こしてから、まずは白菜を植える位置に軽く溝を2本掘って、そこに袋半分くらいの堆肥を入れて、さらに化成肥料をカップ7割くらいに入れます。

その溝はいったん土で埋め直して、再度今度はきっちりと土を起こし、角材で馴らしてウネを起こしました。空き缶の底で2cmくらいの深さで土を掘って、そこに白菜の種を3粒ずつ植えていきます。

次もウネを作って今度は3等分します。奥にカブ、中央にミズナのタネを植えました。師匠からは雨で湿っているとタネを狭い(約2cm)間隔で溝に落としていくのが難しいから、別日程でもいいですよ、とアドバイスされましたが、妻は「手は乾いているから大丈夫だ」と蒔いてしまいました。見てなかったのでどうなったか分かりませんが、おそらくガサツなんでばばーっと蒔いてしまったのではないかと思います。


春季は同じ組み合わせでしたが、ヨトウムシにかなりやられてしまいました。今度はよく注意して、虫を見つけたら割り箸で摘み取って、葉を食われないように注意しないと!

さて最後にダイコンです。ウネを起こして角材で整地し、サランラップのロールのような穴開きマルチをウネの片側に置いて足で踏んで土を掛けておいて、あとはロールを伸ばしてきゅっと張り、脇を足で踏んでシワを伸ばしながら土に埋め、すっかり一人でマルチまで敷き終わりました。

ところが、マルチを敷く前に化成肥料を施すのを忘れていました。恐る恐る師匠に相談すると、穴からタネの周りに入れておけばよいということで、穴の周囲に蒔きました。あとは注意して追肥すればよいかなあ、ちょっと焦りました。

最後にこれまでカリフラワーとブロッコリーの苗に掛けておいた寒冷紗を白菜のウネに、またキャベツに掛けてあった分をダイコンのウネに移しました。妻は何でほかの家の寒冷紗はそんなに汚くないのに、アンタの作業した分は泥だらけなんだと怒っておりました。確かに私のだけ、えらい泥だらけです。

寒冷紗を掛けておいたのですが、キャベツの葉はもう虫に食われているところがありました。うーん、これから青虫とか毛虫とか注意しないと。

またこれらの苗の根元は、これまで水が溜まるように「水鉢」と呼ばれる窪みを作ってありましたが、もう根付いたので、周りの土を集めて窪みを埋めて、逆にしっかり根元を固めました。

いずれにせよ、ネギも順調ですし、これでダイコン、白菜、ミズナと採れれば、また年末から鍋物が楽しめます。これから頑張ってメンテナンスしていきます。

2014年9月4日木曜日

サトイモにアブラムシが!!!

雨が降ったりして過ごしやすい天気が続いています。先日植えたニンジンやネギは順調に育っています。

ところが、立派に広がったサトイモの葉をよくみると、小さなフケかと思うような小さな白い粒がびっしり付いていました。どうやらアブラムシが大量発生しているようです。アブラムシが尻から出す甘い汁を狙ってアリもかなりたくさん来ています。どうやらサトイモの根元付近にはアリが巣を作ったようです。

ということで、とりあえず先日長野県安曇野市穂高のコメリで買い込んでおいたベニカマイルドスプレーを葉っぱごとに噴霧しました。


先週のアブラナ科植物の植え付けの帰りにもやっているので、これで2度目です。

葉っぱの裏や木の下の方の小さな葉にもびっしりです。手で払いながら表と裏に丹念にスプレーを撒きました。これで解決すればいいのですが。それにしても1本千円するので、2本も3本も使うようだと、えらい原価の高いサトイモになりそうです。

2014年9月2日火曜日

アブラナ科植物は根付いてきた

ちょっとここ数日首都圏は雨が続きました。水が豊富に与えられたことを喜ぶべきか、それとも日照がやや少なかったことを心配すべきか分かりませんが、とりあえず、先週苗を植えたキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーは何とか根付いたようです。

相変わらず素人目には見分けのつかないブロッコリー(左4株)とカリフラワー(右2株)です。特にカリフラワーは2つの株の根が絡み合っていたのを引き離して植えたので、一瞬大丈夫か?と思いましたが、これで見る限り、今回植えた中では一番威勢よく出ているように見えます。


こちらはキャベツ8株ですが、残念ながら1株、妙に元気のない子がいます。ちょっとしおれているのでどうなることやら、予断を許しません。2~3日に1ぺんは畑に行っていますが、引き続き注意して見てみます。


さて元気のいいナスですが、少し大きな実がなくなり、また先日台風で倒れかけた木もやや疲れたようで、昨日今日は収穫できませんでした。とはいえ、相変わらず脇芽はどんどん出てくるし、取れそうな実から蕾までまだまだあります。

また脇芽や実の付く兆候に見られない枝はできるだけ大胆にカットしました。これでもう少しナスが楽しめればいいのですが。日差しが穏やかになってきたので、少し成育の勢いが落ち着くかもしれないです。

さらにピーマンも今年はまだまだ元気です。ただしイマイチ成育が伸びず、小さな実ばかり付いています。


まあ素人が家で食うだけですから見掛けもサイズもそれほど神経質になる必要はないのですが、それでもスーパーに売られているピーマンと比べても長さで半分ちょっと、体積比だとおそらく3~4割くらい。

実や花はびっしりあるので、肥料を多めにするか枝を適切に間引いて栄養が分散しすぎないようにすればいいように思い、実の終わった枝、実の付いていない枝、発育の良くなさそうな枝は落としました。さて、どうなることやら。